おはようございます。和菓子上しまです。
今日は琥珀糖について紹介する内容でブログを書いてみようと思います。
琥珀糖とは
古くから作られている日本の和菓子の一種です。
とても素朴でシンプルな和菓子ですが、需要や人気がないのか、現代では和菓子店でも見かけることが少なくなってしまっているお菓子です。
特徴として、氷のような半透明の透き通った見た目が美しく、また表面が砂糖の結晶化によりひとつひとつ違った表情を見せてくれる唯一無二の見た目と、外側のパリッとした砂糖の結晶の食感と、内側の少し固めの寒天ゼリーのような食感が口の中で相まって楽しいハーモニーを奏でてくれる和菓子です。
琥珀糖の形
一般的に鉱石のような角ばった一口大の大きさのものが多く、色は着色料などで様々な色を加えたまさに宝石のような見た目の商品が数多く存在します。
琥珀糖のレシピ
とてもシンプルで、材料は基本的に砂糖と水と寒天、色を加えるなら着色料が追加されますが基本的にはこの3つで作ることができます。
作り方の工程は水と寒天を鍋に入れて火をかけ、寒天が完全に溶けたら大量の砂糖を加えさらに火をかけます。木べらを使って混ぜていき、木べらを持ち上げた時に垂れた液がつららのように2,3cm残る状態まで粘り気が出たら火を止めます。
次に金属製のバットや容器にその液を流し込み、冷蔵庫などで1-2時間冷やし固めます。寒天が完全に固まったら型から外し、好きな形に切ったりちぎったりしながら別のバットに並べていきます。その際キッチンペーパーやこびりつかないシリコン加工されたアルミホイルを敷くと、乾燥させて完成した時にバットから取り出しやすくなります。
最後に風通しの良い場所に埃がかからないように置いて3日から1週間程度乾燥させれば琥珀糖が出来上がります。
一般家庭ではこのように作ることができるとてもシンプルで素朴な琥珀糖を和菓子上しまでは一手間加え、造形の美しさや味の豊かさを極限まで引き上げた琥珀糖を製造、販売する事を目指して現在試作品を作成中です。(2023年6月時点)
試作品が完成したらまたブログでご紹介したいと思いますのでお楽しみに!
よい1日を!
注:写真は姉妹店の和菓子悠の琥珀糖(現在は生産終了)です